サーマクールでしわとたるみに働く
サーマクールはラジオ波を利用した美容治療機器です。レーザー治療器と比べると、その波長が長いために、皮膚の深部にまで及び、たるみの原因となる緩んだ皮膚に直接的に働きかけていきます。
サーマクールには二つの効果がありますが、そのひとつはラジオ波の熱によって真皮層内のコラーゲンがその熱で収縮し、即効的な引き締めの効果を現します。これによってしわやたるみが改善され、肌がリフトアップされる効果をもたらします。
もうひとつの効果は、ラジオ波の熱で壊れたコラーゲンが、修復されていく過程で、大量のコラーゲンが生成され、活性化していきます。これは、自己の治癒力からナチュラルに、自然に起こっていくことです。こちらの効果は約1ヶ月、4週間ほどではっきりと現われ、顔のラインが引き締まって、小顔になります。また、まぶたのリフトによって目が大きく見えるようになり、顔つき、表情が明るく変わります。このサーマクールの効果は半年間改善され続けて、その後も安定して続きます。
またニキビやニキビ痕、脂性の肌にも効果があります。
サーマクールでのしわ・たるみとりのリスク
サーマクールはコンピュータで自動制御されたハイテク治療機器ですが、それでも副作用やリスクはつきものです。サーマクールには効果がある反面で、副作用やリスクがあります。ですから、サーマクール治療を受ける場合はししっかりと副作用やリスクについての知識も蓄えておかなければなりません。
そしてサーマクールの副作用やリスクを知った上で、その可能性を以下に低くするか、そして成功の割合をいかに上げるかが大切になります。
サーマクールのリスクは照射後の効果がはっきり見えないので再照射をすることで起こる陥没やつり上がり、皮膚の赤みなどの問題が報告されています。
それでは、サーマクールという治療法は副作用が多く、高いリスクであるといえるのでしょうか。サーマクールを用いた臨床事例が増えていくことによって、その発生度合いもだんだんと分かってきました。
もちろん医師がどんなに注意をしていても起こることはありますが、多くの場合、医師の倫理観や注意不足が副作用を起こす大きな原因となっています。
ヨーロッパやアメリカの症例を見ると、照射された患者の36%が照射後すぐに照射部に赤みが発生し、16%が一時間以内に赤みを帯びたということです。しかし、76時間以内には、その赤みも消えました。
レーザー脱毛やピーリングでも赤みを帯びることがありますから、この程度のことは許容範囲であろうと言われています。
サーマクールでのしわ・たるみ取りの手順
@カウンセリング・・・患者の悩みや希望を聞き、どの部分にどのように照射すれば効果があらわれるのかを診断する。
A洗顔と施術の準備・・・洗顔後、熱による痛みを軽減するために、麻酔を行う。また、照射を効率よくするための目安となるマーキングを行う。
B照射・・・マーキングの上から、より効果的にするために丁寧に照射していきます。
Cクールダウン・・・照射をした後の肌のほてりを冷やします。
D完了・・・洗顔をした後、すぐにメイクアップをして帰れます。