ずっと恋人ではいられない
恋人たちは、気持ちはそのままでいいとしても、社会的にはいつまでも恋人同士でいくわけにはいきません。そうなると恋人たちが社会的に認められる結婚、そしてそれを公にする結婚式はとても大切なものになります。
「結婚式は盛大に」という意識はまだまだ残っているものの、ステキな結婚式なら簡単でもいいと思うカップルも増えてきました。
結婚式場にお願いするとステキで思い出に残る結婚式を挙げてくれるとはいえ、どうしてもお金がかかってしまいます。そこで、ステキだけど、安上がりの方法をお教えしたいと思います。
ただこれはキリスト教式でもOK、またはキリスト教式で結婚式を挙げたいと願う人限定です。どうしてか？それは教会を使うからです。
教会の結婚式
キリスト教において結婚、そして結婚式はとても重要な意味を持ちます。聖書の創世記には神が男女を合わせられるという最初の結婚式が記されていますし、イエス・キリストの最初の奇跡はカナというイスラエルの小さな町で行われた結婚式で水をぶどう酒にするというものでした。ですから、牧師が結婚式の司式をするときには、毎週日曜日に行われる礼拝と同じように大切に、そして丁寧に行われます。
キリスト教会では結婚式を挙げることは大きな喜びなのです。ある教会はクリスチャンだけしか結婚式をあげないと決めているところもありますが、クリスチャン以外の人の結婚式を挙げてくれる教会はたくさんあります。
それに日本には７０００以上のプロテスタント教会と１０００以上のカトリック教会があります。教会と言っても、土地や建物を持たない教会もありますが、多くの教会がステキな教会堂を持っています。
キリスト教会は結婚式を商業ベースでやっているわけではありませんので、ほとんどの教会が実費プラス牧師・神父、そしてオルガニストやピアニストへのお礼です。実費に含まれるのは礼拝堂を飾るお花代がほとんどです。
結婚式をよく挙げている教会では牧師たちへのお礼も含めて料金を決めているところもあります。
さて、あなたの近くにステキな建物の教会があるでしょうか？もしステキな教会を見つけたら遠慮しないで連絡してみましょう。
でも、自分はクリスチャンじゃないから、それに教会に電話するなんてちょっとという方もおられるでしょう。それでは、どのように教会に電話をすればいいのかお教えしましょう。
教会に連絡しよう
（１）タウンページで近くの教会の電話番号を確認する。（ホームページを持っている教会も増えているので、ネット上で確認するのもいいかもしれません。）
（２）それでは、電話をしましょう。
「○○と申しますが、牧師さん（牧師さま）とお話しできますでしょうか？」
（３）牧師が電話に出ます。
「○月ごろに結婚を予定しているのですが、そちらの教会ではクリスチャンでなくても結婚式を挙げてくださるでしょうか？」
ここで、クリスチャン以外は結婚式を挙げませんという答えがあれば、「そうですか、ありがとうございました。」と言って電話を切りましょう。
（４）結婚式を挙げられることが確認できたら。
「いくつかお聞きしたいことがあるのですが。先ず教会で結婚式を挙げるのはいくらほどかかりますか？」と先ず料金を聞きましょう。
教会によってはすでに結婚式の料金を設定しているところがあります。また、決めていなくて実費ですと答えが返ってくる場合もあります。
料金がはっきりしている場合はいいのですが、実費ですとの返事の場合は、一般的にはいくらぐらいか尋ねてみましょう。
さて、ほとんどないとは思いますが、考えていたよりも高かった場合は、そこであきらめるか、または状況を説明してお金をあまりかけられないことを話してみましょう。きっと相談に乗ってくれます。
（５）料金が確認できたら、予定を確認しましょう。
「○月ごろに予定をしていますが、いかがでしょうか？」と聞きましょう。
ここで確認しておきますが、教会は日曜日に礼拝を行っているので日曜日の結婚式はできません。平日なら確実に式を挙げてもらえます。土曜日も大丈夫な教会もあります。
（６）予定が確認できたら、教会からの条件を聞きましょう。
「教会で結婚式を挙げさせていただくのに、他に何か条件などございますか？」
教会によって違いますが、結婚カウンセリングを受けてくださいと言われることがあります。内容はやはり教会によって違いますが、結婚式当日までに数回牧師と結婚予定のお二人が合って、結婚について聖書から話し合ったり、心構え、結婚生活などについて学びます。カウンセリングはほとんどの場合は無料でしてくれます。
あまりこまごました条件がつくことはありません。もしいろいろな条件がついてちょっとこれは難しいと思った場合は、その場でそれを伝えて断るか、結婚相手と相談して決めますと伝え、後日断りの電話をいれましょう。
（７）おおまかに納得できたとき
牧師や神父の方から、「一度、お二人で教会にお見えになりませんか？」と言われるでしょう。そうでない場合は、「一度、二人でお話しにお伺いしてもよろしいでしょうか？」と尋ねましょう。
きっと喜んで、「どうぞ一度お越しください。」ということになります。
その場で、牧師や神父の都合の良い日時をいくつか聞き、二人で話し合って、もう一度連絡しましょう。
それでは、最後に「どうもありがとうございました。」とお礼を言い、電話を切りましょう。
最後に、あなたの連絡先を伝えておくこともできますが、伝えなくても問題ありません。二人で牧師や神父に会いに行くときに、正式に自己紹介することにしましょう。
さて、いかがでしたか？牧師や神父たちは人を助けたいと願っています。ですから、遠慮しないで話しましょう。喜んで相談に乗ってくれます。
それでは、ステキな、思い出に残る結婚式をお挙げください。