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地デジ移行をみんな知っているか?

2011年7月24日、これはアナログ放送が終了し、デジタル放送に完全移行する記念すべき日です。

アナログ放送を終了し、デジタル放送に移行する動きは世界的な動きです。

フィンランドでは、2007年9月1日に完全移行が完了しました。

ドイツは2008年、アメリカは2009年、に完全移行を予定しています。

さて、アナログ放送からデジタル放送に移っていくために問題となるのは、日本の国民はそれを知っているかということです。

2007年度のニュースによると、インターネットコムとgooリサーチによる調査で、全国の10代から60歳代の1079人に尋ねたところ、「2011年7月24日までにアナログ放送が終了するのを知っているか?」との質問に91.10%、983人がイエスと答え、「聞いたことがある」と回答した人を含めると99.63%がアナログ放送終了と地上波デジタル放送への完全移行を知っているという結果がでました。

その中で実際すでに地上波デジタル放送を視聴している人の割合は約3割という結果が出ています。

また、まだ地上波デジタル放送を視聴していない人たちを対象に今後デジタル放送を見るための対応機器(テレビやチューナー)を買う予定にしているかという質問には6割弱が予定していると答えたという結果が出ています。

周知という問題においては政府は十分クリアしたということができるでしょうが、知っていることと実際は違ったりするので混乱があることを想定して対応を進めていかなければならないでしょう。

地デジ対応機器(テレビ・チューナーなど)買い替え問題

上記した周知の問題に関連してすでに起こっているのは、地デジ対応機器買い替えに関する問題です。

調査によると100%近くアナログ放送からデジタル放送への移行を知っているということですが、その詳しい内容まで知っている人は少ないでしょう。特に、今まで使っていた受信機(テレビやチューナー)ではデジタル放送を見ることができないという事実をどれほどの人が知っているでしょうか?

そこで現われるのが悪徳業者です。

特に「テレビが見られなくなる」ということばでケーブルテレビの加入をさせる業者に関する苦情や相談が消費者窓口に増加しています。

その他、「今すぐに工事をしなければいけない」や「NHKだが地デジ変更には○○円必要」というように言われて契約したり、お金を支払ったというケースがあります。

このように、悪徳業者はあの手この手で善良な人々を惑わします。おかしいな、怪しいなと思ったら、すぐに契約をしないこと、料金を支払わないことが大切です。

地デジを見るために

地上波デジタル放送(地デジ)を見るためには、2つの方法があります。

一つは、現在持っているテレビを使って見る方法、もう一つは地デジ対応のテレビに買い換える方法です。

先ず、そのままのテレビを使って見る方法を説明します。

今使っているテレビはアナログ対応になっているはずです。もしそうなら、そのままでデジタル放送を見ることはできません。

ですから、デジタル放送を受信できるチューナーの購入が必要です。これをテレビにつけることによってデジタル放送を見ることができます。

政府は地デジ移行に伴って、定価が5000円ほどのチューナーの開発をしています。(一般国民にとって、一番大きな関心ごとは地デジに移るために費用はどれくらいかかるのか?という問題でしょう。)

また、少し違った方法は、ケーブルテレビと契約し、ケーブルテレビ用のチューナーを購入し、現在のアナログテレビを使用するという方法があります。(ケーブルテレビと契約しておられるならぜひこちらを検討ください。)ケーブルテレビはアンテナが必要ではないので、地デジ移行してもアンテナの購入の必要はありません。

さて、つぎは、新しいく地デジチューナー内蔵のテレビを購入することです。

しかし、地デジ対応テレビは現在のところ高価です。最近の大画面で例えば、32型が13万円ほどします。安くなってきたとはいえ、10万円前後もするテレビを買うことは一大決心であると言えるでしょう。

他に、アンテナの購入や工事費もばかになりませんし、ケーブルテレビに加入する方法を選んだとしても費用がかかります。地デジ移行は一般人に経済的な負担ももたらします。

2011年まで約3年、続けてテレビを視聴したい人は計画的に準備しましょう。

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