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紫外線(UV)と日焼け止め

日焼けの原因は紫外線(UV・・・ウルトラバイオレットレイ)です。インターネットのフリー百科事典であるウィキペディアでは、日焼けを紫外線(UV)を皮膚に浴びることで起こる、皮膚の赤い炎症症状をサンバーン、とメラニン色素が皮膚表面に沈着するサンタンとしています。日焼けと言っても2種類あるということです。

紫外線(UV)に対して日焼け止め対策をしないと、上記のサンバーンとサンタンになります。

@サンバーンという日焼けは、肌が赤くなりヒリヒリ痛む状態で、通常日中に強い日差しに当たって半日から2日で発症します。これの皮膚への影響は細胞のDNAが傷つけられるために皮膚ガンの原因となります。

Aサンタンは肌の色が褐色になります。いわゆる小麦色というものです。サンバーンになってから3、4日でなります。最も色が褐色になるのが7日前後です。これによってメラニンがたくさんできるので、表皮の基底細胞をカバーするため、皮膚細胞のDNAをUV-Bから守ってくれます。しかし、UV-Bによって日焼けをするわけですから、あまり一度にたくさん浴びるとメラニンの影響でシミやしわができて、老化を促進してしまいます。

紫外線(UV)対策である日焼け止めをしないことで起こること

また、紫外線(UV)の影響は皮膚にばかりあるのではありません。紫外線は免疫機能を低下させるのです。どのようにでしょうか?皮膚の表面にはランゲルハンス細胞という細胞があります。この細胞の働きは異物が進入したときにその情報を受け取り、その情報をリンパ球に伝達し、異物をやっつけてもらうという情報伝達の役目を担います。しかし、紫外線(UV)がランゲルハンス細胞にダメージを与えるとその機能が低下し、異物進入の情報をキャッチできなくなるのです。そうするとリンパ球での情報伝達ができず、リンパ球が働いて異物をやっつけるという機能が働かなくなります。特に、唇ヘルペスが代表的な病気としてあらわれます。

怖がらせるようですが、紫外線(UV)の影響は皮膚、免疫機能低下にとどまりません。紫外線(UV)の目への影響を忘れてはいけません。目のレンズである水晶体はタンパク質を主成分に構成されていますが、血管がないために新陳代謝は起こりません。そのため長い年月をかけて紫外線(UV)が水晶体に当たると、タンパク質の変性が進んでいき、水晶体の弾力性や透明性が低下していきます。それによって白内障が起こる、とくに、老人性白内障が懸念されます。

紫外線(UV)から自分を守ろう・日焼け止めをしよう

紫外線(UV)から自分を守るためには自分自身で日焼け止めのための気くばりをしていくしかありません。

外出するときは、できるだけ日陰を利用することも大切です。

オーストラリアでは、「スリップ・スロップ・スラップ・ラップ」と言って、長袖の服を着る、日焼け止めローションを塗る、帽子をかぶる、サングラスをすることが奨励されています。

日焼け止めのローションやクリームに関してですが、どの日焼け止めにもSPF20とかSPF50、またはPA+1とか+2とか書かれています。これは紫外線(UV)予防の目安ですが、SPF10というのは塗っていないときよりも10倍日焼け止め効果があることを示しています。また、SPFはUV-Bに対して、PAはUV-Aに対しての表示です。

日焼け止めクリームやローションを塗る目安ですが、季節、外出時間帯、天候にもよります。一般的には色白の人は真夏の晴れた日なら20分外にいると肌が赤くなります。一日中炎天下にさらされるならSPFで25ぐらいは必要だそうです。

また、紫外線(UV)によって皮膚には活性酸素ができるので、その予防のためにはビタミンCやE、または活性酸素を止める効果のある野菜や果物などの食品をとるのもひとつです。

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