レーシック失敗の危険性は医師による
視力回復手術レーシックはここ数年注目されている視力回復の方法です。しかし、レーザーを使った手術ということで、レーシックを受けようかと考えておられる方は失敗の危険性を危惧されます。
しかし、レーシック先進国のアメリカにおいても、日本においてもレーシックの失敗の危険性はほとんどない、特に失明に関してはまったくないといわれています。
ただ、レーシックに関して危惧される失敗の危険性は、合併症です。しかし、この合併症に関してもその発生する確率は大変小さいです。
合併症というある意味レーシックの失敗、または危険性と言っても、それはほとんど執刀医の問題だといわれています。米国の眼科レーザー団体が運営しているホームページのレポートによると、レーシックの失敗の危険性は執刀医の経験によると発表しています。
執刀医の経験、すなわち症例数がレーシック手術の危険性を増やす、失敗の可能性を増やすというのです。
レーシック執刀医の習熟度と失敗の危険性
上記のサイトのレポートによると、レーシック執刀医が1000回の手術を行った症例においての合併症の発生率、視力矯正の失敗の発生率を計算しています。
その結果は次のようになっています。
100症例・・・6.0%
100〜700・・・2.3%
700〜1,000・・・0.3%
以上の結果から何が分かるのでしょうか。
それは、レーシック手術の成功・失敗、安全性と危険性は執刀医の経験にかかっているということです。
ですから、レーシックにおいて失敗はほとんどないものの、合併症の発生はありえるわけですが、その発生率をおさえるのはほとんど医師の技術、医師の手にかかっているということができます。
以上のことから、レーシック手術をうけようと考えている人がとるべき行動は、レーシック手術を行うクリニックを探し、そのクリニックが、またレーシックを行う医師がどれくらいの症例を持っているか、レーシック手術を今までに何回行っているかをしっかりと調べることです。そして症例数が多ければ多いほどあなたが受けようとするレーシック手術は安全である、失敗がない、危険性はないということをあらわします。
レーシック失敗や危険性を回避する他の要素
これまで、レーシック手術の失敗の回避は執刀医の経験と技術であることを述べてきました。症例数の多いクリニック、医師を選べば安心してレーシック手術を受けることができ、念願の視力回復を得ることができます。
「弘法筆を選ばず」ということわざがあります。筆の達人は筆の良し悪しに関わらず、うまく字を書くことができるということです。
これをレーシック手術に当てはめると、執刀医の腕さえ、技術さえ大丈夫ならレーシック手術に用いているレーザー機器などはあまり問題ではないということになるかもしれません。
しかし、熟練した医師といえども人間であるのですから、失敗を全く犯さないということはありません。であるとするならば、失敗や危険性を少しでも回避するために医師の技術、熟練という要素以外にも確認しておきたい要素があります。
弘法にとっての筆であったように、レーシック執刀医にとってはレーザー機器です。
テクノロジーの進歩は目をみはるものがあります。日進月歩でテクノロジーは進んでいます。これはレーシックに用いるレーザー機器にも当てはまります。最新の機器を導入しているクリニックはどこなのかもレーシックを受けようとする方にとって見逃せない要素となります。
さあ、あとはあなたが良いクリニックを、またよい医師を見つけるだけです。しっかりと情報を収集した上で、安心してレーシック手術をお受けください。