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子宮がんとは?・・・子宮頸がん

女性特有のがんで発生頻度が胃がんについで多いものが、子宮がんです。

しかし、近年検診による早期発見のために年々減少を続けています。

ですから、予防はもちろん早期発見がとても大切です。

予防と早期発見のために子宮がんについてしっかりと学びましょう。

子宮がんには二種類あります。子宮頸がんと子宮体がんです。

どちらも子宮に発生するがんですが、違う種類のがんです。

ですから、原因、症状、検診方法、治療法も異なります。

子宮頸がんは子宮がんの約60%を占めますが、かつては約85%を占めていました。 近年、子宮体がんの割合が増えてきています。

子宮頸がんとは子宮の入り口、子宮頸部の粘膜組織にできるがんです。

発症原因は性交渉による男子性器のヒト乳頭腫ウイルス(HPV・・・人のからだに乳頭腫、 すなわちイボを作るウィルス)の感染です。

しかし、感染しても発症するのは一部です。ほとんどの場合は免疫力が勝ちます。

40〜50代の女性に多いですが、最近は性体験の若年化にともない若い女性にも増えています。

性体験に深く関わるがんですので、性体験のある各年齢層に発症します。

症状はその初期、無症状、ほとんど現れません。しかし、進行にともなって性交後の出血、不正出血(月経以外の 出血)、持続的出血、多量出血、また常にピンクや茶褐色のおりものなどが現れます。

以上のような症状が出た場合は、すぐに検査を受けましょう。

子宮頸がんの進行は国際臨床進行期分類、いわゆるFIGO分類によって示されます。

0期・・・上皮内

T期・・・子宮に限定

U期・・・子宮を越える

V期・・・子宮を大きく越える

W期・・・Wa:膀胱や直腸へ広がる Wb:骨盤外へ広がる

もう一度言いますが、子宮頸がんは予防可能なものです。おっくうがらずに定期検診を受けましょう。

子宮がんとは?・・・子宮体がん

子宮頸部に発症するがんが子宮頸がんでしたが、子宮体部にできるがんを子宮体がんと言います。

これはまた、内膜に発生する子宮内膜がんと、子宮筋に発生する子宮肉腫の二種類に分かれます。

しかし、実際は95%以上が子宮内膜がんのため、子宮体がんと言えば子宮内膜がんのことを言い表します。

子宮体がんの原因は今のところ、はっきりとは分かっていません。

女性ホルモンの増加に関係があるだろうとは言われています。

発生率のピークは60〜70歳です。子宮体がんになる確率は女性ホルモンの分泌が高い人に多いと 言うことが分かっています。

また、肥満や高血圧も関連しているだろうと言われています。

調査によると日本に住む日本人よりも、ハワイに住む日本人に多いことなどから、食生活も関係している と言われます。

ですから、以下に当てはまる人は注意をし、定期検診を受けるようにしましょう。

@カロリーの高い食事が好きな人

A肥満体質の人

B糖尿病や高血圧の人

C未婚、不妊、または出産経験のない人や少ない人

D若い頃に月経がなかったり、不順だった人、またはホルモンの異常があった人

E比較的若い人よりも、閉経後の人

F卵胞ホルモン剤ばかり使っている人

G血縁親族に子宮体がんなどにかかったことのある人がいる人

それでは、子宮体がんはその初期においてどのような症状が出るのでしょうか?

不正性器出血と言って性行後や生理でもないのにおりものに血が混じります。

また、下腹部の痛み、排尿の時、セックスの最中での痛み、腰の痛みなどがあります。

さて、子宮体がんの進行は以下のように示します。

T期:子宮本体のみ

U期:本体と頸部

V期:子宮以外に及んでいるけれど、生殖器(小骨盤)を越えていない。

W期:小骨盤を越えて次の組織にまで広がっている。

Wa期:隣接する器官に広がっている。

Wb期:遠くの器官にまで広がっている。

子宮体がんは子宮頸がんの検診では見つかりません。ですから、おりものなどの異常が 見つかったらすぐに検診を受けましょう。

子宮がんの治療費

がんにかかると家庭のこと、子どものこと、仕事のこと気になることはいっぱいあります。

しかし、気になることの中でも治療費は一番大きな問題のひとつではないでしょうか。

子宮がんが発症すると治療にどれくらいの費用がかかってくるのでしょうか?

大手保険会社の調べによりますと、約170万円ほどかかると言われています。

大変な高額です。もちろんすべてが自己負担ということではありませんが、かなりの 出費をみこまなければなりません。

そのために、保険をかけておくことを忘れてはならないでしょう。

保険会社や保険の種類によって掛け金や保障がずいぶん変わってきます。

健康なときに、一度ゆっくりと調べてみることが大切かもしれません。

また、もしものときのために保険にはいることは大切ですが、何よりもがんに かからないような身体作りや、発症しても早く回復するような身体作りを日頃 から心がけることも大切です。

自分の身体は他の人がいたわってくれるわけではありません。

しっかりと自分でいたわってあげましょう。

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