襲い来るハードディスク(HDD)クラッシュ
コンピュータが起動しなくなった、カタンカタンと音がするようになった、アクセスができなくなった、変な音がしてウィンドウズが立ち上がらない、突然異音が出てコンピュータが停止・・・など、コンピュータの不具合、クラッシュはいろいろあります。
私が経験したクラッシュは徐々にやってきました。コンピュータの動作が遅くなったように感じ(実際遅くなります。)、やがて異様な音が鳴り始めました。そして起動時に変な現象が起こり、それが何度か繰り返されて、そして起動しても黒い画面しか現われないようになってしまいました。
コンピュータのクラッシュ、特にハードディスク(HDD)のクラッシュに規則性はありません。あるときは突然に、そしてあるときは徐々にクラッシュが訪れるのです。
突然であれ、徐々にであれ、襲ってきたハードディスク(HDD)クラッシュは悲劇としか言い様がありません。
ハードディスク(HDD)とは何でしょうか?
ハードディスクとはコンピュータの補助記憶装置です。ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)と呼ばれることもあり、HDDと書くこともあります。英語ではstorage(ストーレッジ)ともいい、保管とか倉庫という意味があります。補助記憶装置というぐらいなので、主記憶装置もあるわけで、これはメモリーと呼ばれるコンピュータのプログラムが実行されるさいに、一時的にデータを保管しておく場所です。
私が最初に買ったコンピュータはハードディスク(HDD)の容量が1ギガでした。それでも当時は大きな容量であったと思います。今では大容量で40ギガぐらいは当たり前、80ギガ、120ギガ、それ以上の容量になっています。
大容量のハードディスク(HDD)に入れるデータは必然的に大容量になっていきます。ですから、ハードディスク(HDD)がクラッシュした場合は笑って済まされないのです。それでは、ハードディスク(HDD)の修復は可能なのでしょうか?どうすればいいのでしょうか?
ハードディスク(HDD)は修復可能?
コンピュータ、ハードディスク(HDD)は消耗品です。使用頻度によって違いますが、だいたい3〜5年しかもちません。(私のコンピュータのハードディスクはちょうど3年ほどでした。私は比較的コンピュータのヘビーユーザーです。)ですから、コンピュータを買ったときから、コンピュータは壊れるものという考えをしっかりと持っていなければなりません。
ハードディスク(HDD)はデータの保管庫であると上記しました。ですから、倉庫でことが起こると、倉庫にあるものを何とか守らなければならないのです。倉庫自体はリフォームしたり、立て替えたりすることができますが、中身がダメになれば大変なことです。
同じように、ハードディスク(HDD)がクラッシュしたときに、救わなければならないのはデータなのです。
コンピュータを購入するときに、親切なところでは、ちゃんとデータはバックアップしておくようにと教えてくれます。
しかし、実際にバックアップを行っている人がどれほどいるのでしょうか?
修復のことをお話しする前に、バックアップの大切さをここで念おししておきますね。
さて、ハードディスク(HDD)の中のデータ復元、修復、復旧の話しです。
失ってしまったデータを復旧、修復する方法はあります。
ただそれはだれにでもできるというようなものではありません。
コンピュータ、ハードディスク、メディアなどから消えたデータを修復、復旧するサービスを行うプロの集団があるのです。
いろいろな業者がありますが、料金設定はそれぞれの会社でまちまちなので、電話でまず問い合わせてみることが大切でしょう。
ほとんどの業者は初期調査を無料でやってくれますので、気楽に電話をすればいいでしょう。
ハードディスク(HDD)のデータ修復であわてないために
一度コンピュータのハードディスク(HDD)のクラッシュを経験したことがあるなら、二度と起こってほしくないと思います。しかし、コンピュータは消耗品なので、壊れることを避けることはできません。
しかし、長持ちさせることはできます。
コンピュータ、ハードディスクは消耗品だと言いました。その上、大変デリケートなものでもあります。多くの人がこの点を忘れています。
それでは、長持ちの秘訣をいくつか紹介しておきます。
@掃除をしよう!・・・家でも車でもそうですが、長持ちさせようと思うとしっかりしたメンテナンス、掃除が必要です。それではハードディスクの掃除とは何でしょうか?それは、不要なデータを削除し、必要なデータを整理整頓しておくことです。
不要なデータを削除するためのソフト「ディスククリーンアップ」がコンピュータに入っていますから、それを使って掃除をしましょう。スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→システムツールと開いていくと最後にディスククリーンアップが出てきますので、それを使いましょう。
Aデータの整頓をしよう!・・・次に整頓することも大切です。何の脈略もなく雑然としているデータをしっかりと整頓することでコンピュータのハードディスクを優しく扱うことになります。ハードディスク(HDD)の性質上、データは空いている場所に先頭から順番に書かれていきます。それはデータの大きさなどに関わらず実行されていきますから、データファイルが不連続な場所に書き込まれることになり、その後データの削除や移動を行っていくごとに蓄積されたデータファイルはどんどん不連続なものとなり、断片化を招くようになります。それによってハードディスク(HDD)はヘッドの消耗や故障が起こりやすい状態になります。
この断片化を救うのがデフラグというソフトです。これはスタートボタンから始め、先ほどと同じようにシステムツールの中のディスクデフラグソフトを起動します。これを行うと断片化のひどいハードディスク(HDD)では読み書き時間が驚くほど高速化することを経験します。
B保存データを外部に保存する!・・・もうすでに何度も言っていることです。大切なデータは外部に保存しましょう。そうするとパソコンクラッシュ、ハードディスク(HDD)クラッシュが起こっても青ざめる必要はありません。せっせとCDやDVDに保存することを心がけていきましょう。
以上、ハードディスク(HDD)のクラッシュとその修復・復旧などについて書いてきました。お役に立てることを願っています。