盗聴・盗聴器・盗聴発見器・・・ミッション・インポッシブル?
盗聴とか盗聴器、そしてその盗聴と盗聴器を見破る盗聴発見器と言えば、スパイ映画やドラマの必需品と思われがちです。
「事実は小説より奇なり」と言いますが、まさに盗聴や盗撮の事実は、小説、映画、ドラマよりも奇ということができるでしょう。
盗聴とは、他人の会話や通信をその人に知られず、許可を得ずに傍受し、聴取し、また録音する行為です。それによって関係者の言動を調べ、それによって何らかの情報を得ます。盗聴や盗撮は個人の行為としても行われますし、プロの手を借りた集団的な行為として行われることもあります。
盗聴といえばかつては、家屋に侵入し、話しを盗み聞くということでしたが、今日ではテクノロジーの発達とともに、盗聴器は高性能化、小型化し、それを家屋に取り付けて盗聴するということが主流となってきています。
盗聴・盗聴器の実態とその発見・発見器
盗聴や盗撮は近年、大きな社会問題となっています。聴や盗聴器を発見するためのエキスパートも登場し、テレビ番組でも取り上げられています。また、秋葉原などでは、盗聴器をはじめ、盗聴器を発見する盗聴発見器まで販売されています。
盗聴器の年間販売数は20万個とも30万個とも言われています。一日の販売数に直すとなんと500〜800個も売れているのです。
盗聴や盗撮をするという行動の中に、また盗聴や盗撮を発見しなければならないという対応策の中に今日の日本の病んでいる姿を見る思いがします。
今日の盗聴器や盗撮器はテクノロジーの進歩によって高性能化、小型化しています。そのため簡単に見つけることのできないのが現状です。
また、盗聴器は完全に取り去るまで電波を出し続けています。そしてそれは取り付けた本人だけではなく、第三者も盗聴することができます。
恐るべきことに、全国には200万人も盗聴マニアが存在すると言われているのです。それは実に50人にひとりが盗聴マニアだということです。
自宅やオフィスで何かおかしな感じがするならば、もしかしたら盗聴器が設置されているのかもしれません。
不安を解消するために、盗聴や盗撮発見のエキスパートに相談したり、ご自身で盗聴発見器を使って調べてみたほうが良いかもしれません。
盗聴(器)の種類
盗聴に使われる盗聴器とは一般的には電波を飛ばす発信機のことを指します。この盗聴器から発せられる電波は半径100〜150メートル、高性能のものでは、半径1キロメートル届きます。
盗聴器と言うときに、盗聴する室内の音や声を拾うマイクがついた発信機とそれを受信する受信機とがセットです。
この盗聴器には大きく分けて、「無線型」と「有線型」とがあります。
「無線型」盗聴器はそれが盗聴器に見えないようにいろいろな偽装がほどこされます。コンセントや三又、時計やペンなどに偽装したものがあります。電池式で稼動するものは電池の寿命が来るとともに発信がとまりますが、コンセントなどから電気を取り入れるタイプのものは、発見し取り除くまで半永久的に電波を発信し続けるのです。
「有線型」盗聴器は電話回線や電灯線に取り付けられるタイプのものです。これは、回線から電気を取り入れるのでやはり見つけ出すまで半永久的に稼動します。これは設置が複雑なため、素人の手では簡単にすることはできません。また有線ですので、第三者がそれを横から傍受するというようなことはありません。